「どこにも書けないこと」
私の怖かった不思議体験談。
2019年、
自分の中に封印していたのだけど、
もう怖くなくなったから、たぶん
浄化した感じがするので
この話しを、解放します。
夜中、午前2時。
すごく怖い夢にうなされた私。
具体的に何がどう怖いかわからないのだけど
夢の中では、何か不快なものにひどく
怯えていたのだと思う。
なにせ夢なので漠然としている。
急に夢の中の場面が変わり
私は、自宅のリビングに立っていた。
リビングの大きな窓の向こうに庭がみえる。
そして窓の外側に妹が、立っていた。
4年前に病気で亡くなった妹だ。
妹が「お姉ちゃん、窓閉めたから」と、
私に話しかけてきた。
「えっ?窓を閉めた?何?」
ガラス窓の向こう側に佇む妹は、
私の質問に答えない。
その瞬間、私は、目が覚めた。
そして、となりに寝ていた夫が
今まで聞いたことのない声で
うわぁ~、うわぁ~、と叫びながら
うなされていた。
何か、異常な異変を感じ、あわてて夫を
ゆり動かしながら、起きて、起きてと
叫んだ。
夫は、目を覚ましたが、何もなかったかのように
きょとんとしていた。
「すごい声で叫んでうなされていたのよ。」
私は、怯えながら夫に説明すると、
何も怖い夢も見ていない。
叫んだ記憶もないという。
挙げ句
「何お母さん言ってるの、寝ぼけてるんじゃないか」と言われた。
あの生々しい叫び声、私、寝ぼけるわけない。
丁度、私と夫がうなされた時間帯は、
午前1時~2時頃。
昔の人が丑三つ時と言って
霊界の扉が開き、悪いものが出入りする
時間帯だ。
私達は、きっと何かにとりつかれたのだ。
妹が夢に出てきて、窓を閉めたからと
言っていたのは、きっと悪いものが
入ってこないようにしてくれたのだ。
私達を妹が守ってくれた。
この体験は、思い出すたび
背筋に恐怖が走るのだけど、
もう会えないはずの亡くなった妹が
夢でも私を助けに会いに来てくれたと
思うと胸の奥が熱くなった。
だけどまたあの得体の知れない
何かが悪さしないか、不安は、消えない。
今は、寝室の枕元に神棚にお供えした盛り塩を
置いて私達は、眠っている。
2/7/2023, 1:06:29 PM