雨の木曜日 遥かなる記憶

Open App

今日は

君が作る君の新たな物語の始まりの日です

主人公はキミですキミ自身です!


ホントに…

いろんな事があったね

何から話せば良いのか?

わからないくらい…

そんだけ多くの事があったね

ホントにいろいろとね


キミがあの日…
近畿地方に向けてヒッチハイカーになった日

あの日キミが…
はじめて好きなアーティストについて話してくれた日

あの夜に…
キミがはじめて運転する姿を見かけた日

俺の辛い時に…
愛くるしい笑顔を沢山くれた日々

あの暑い日に…
嬉しかった…キミと俺の出会いの日…



どうか今ある自分が幸せと思うなら

それを当たり前と思わずに大切にしてほしい

もし幸せと思えてないなら…

これからゆっくり自分を信じて探して下さい

キミなら大丈夫だよ

あの愛くるしい笑顔は清閑な男になるまで成長したし

その笑顔は身体の動かなくなった俺に希望をくれたんだよ


キミの成長と共に俺の存在が邪魔にならないかと…

不安な時もあったけど…

キミは穏やかな優しい人に成長してくれた!

伯父さんは嬉しいです!嬉しかったんです!


ほんとは俺の知らないとこで…

何かしらあっただろうによぉ……(泣)



謝るとその笑顔に申し訳ないから謝らないから…

だからよ…代わりに…感謝を言うよ!


生まれてきてくれてありがとう

伯父さんの身体が動くまで待っててくれてありがとう

立派な男になってくれてありがとう

優しい大人になってくれてありがとう

キミ自身を大切にしてくれてありがとう


何処にいても何者になろうと味方だから忘れるな

その笑顔で楽しんで此からのキミを謳歌して下さい

卒業おめでとう



伯父さんより

……


時には…

想い出行きの

ガイドブックにまかせて

あの頃と言う名の駅で降りて

昔通りを歩く

何時も風景には

時の名残りが少し…


あるいは…

もしもだ…なんて…

あの人は嫌ったけど…

時を逆上るチケットが有れば

欲しい時がある…


主人公 さだまさし






3/21/2024, 12:07:40 PM