小さな音も大きな音もかすかな光も眩しく匂い立つ体を包み込むように触れる空気さえ時には甘くとろけるような感触を与える今よりもずっと狭い世界で生きていたはずなのに今よりもずっと広い世界にいたようだ私はもう子供ではないけれどきっとまだまとわりつくような空気を感じられるはずぎゅっと包みこんで私の両腕で包みこんで子供の頃の思い出と一緒にふと気づけばするすると消えている残りの私を温かな幸せで包んでくれるだろう「子供の頃は」
6/23/2024, 11:57:10 AM