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静寂に包まれた部屋

あともう少しだけ、この穏やかな静けさに包まれて安らいでいたい。

たとえ時間が経つのが無意味だとしても。

この部屋を出たのなら、傷を負っても苦しくても、歩ききらないといけないから。

それでも時間はサラサラと無情に流れ落ちる

ああ、あと少し。

ひと時の安らぎを、不安に揺れる自分のこころが吹き荒らす

もう行かなくては。遅れて困るのは自分なのだから。

気がつけば静寂はこの部屋にも、もうない

9/29/2024, 11:30:21 AM