バイトで遅くなった日。帰り道の公園を抜けて、少しだけ広い通りへ出る。もう明かりの消えた店。橙色に照らされた二階の窓。すぐ横を静かに通り抜けていく車。寂しさと、不思議な心地良さ。履き潰したスニーカーの足音だけが、等間隔で聞こえてくる。
7/8/2023, 1:35:31 PM