ɥʇʎW

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あじさい


遠い昔の話になる。

当時の私はまだ幼くて、純粋な残酷さを持ち合わせたよくいる子供だった。
ほんの興味本位で虫だって殺したし、花だってちぎってまわった。
そんな私に、私たちに、あじさいを与えるなんて、格好の的だろう。

案の定、ほとんど母が育てたあじさいは私自身の手によってボロボロにされた。

今でもふとした瞬間に思い出すんだ。


もう一度育ててみようか。

6/13/2022, 2:09:27 PM