電車で20分、自宅の周りとは雰囲気がガラリと変わる。
スーツを着てスマホをいじっている人、制服姿で友達と話しながら歩いている人、紙袋を抱えたショッピング帰りの人、ギターで弾き語りをしている人、それを見ている人。そこには様々な人がいる。私が住んでいる場所よりも、たくさんのものを受け入れている。
人の数だけ、感情が溢れている。みんなどこか疲れている。だけど必死に隠している。マジョリティであるために演じている。
みんなと同じ顔で信号待ちをして、足並みを揃えて横断歩道を渡る。当たり前だけど案外難しいそれを、平気なフリをしてこなす。
そこは自分が社会の一部であることを、社会の一部であることが許されているということを、自覚できる場所。
『街へ』
1/28/2026, 4:17:52 PM