汚水 藻野

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ぼくが子供の頃は、この世の中の世界全てに対してある疑問を持っていた。

「なんで自分や周りは生きているのだろう」

自分や周りの成功のため?
世の中に貢献するため?
今世においてやるべきことがある?

やはり子供だ、結論には至らなかったので、自分の親に聞いてみることにした。

「ねえおかあさん、なんでぼくは生きてるの?なんでおかあさんも生きてるの?」
「うーん…そうねぇ、難しいわ。でも、私にとってあなたは、」


「たいせつな宝ものなのには変わりないわ」


そうか、そういうことか。
なんとなく自分で分かったような気がする。

こんな質問、今となっちゃ答えづらい難しい質問だった。それなのに、答えを出してくれたおかあさんには感謝だな。

ぼくがなぜ生きているのか。

それは、成功のためではなく。
それは、世の中に貢献するためでもなく。
それは、今世においてやるべきことがあるというわけでもなく。

誰かに感謝されるために生きているのではないだろうか。

誰かに感謝されることで、自分も感謝することを覚えていく。それはとても些細なことで、自分の人生における最大の「生きる理由」。

そう、ぼくは考える。

きみはどうかな?

ぼくは、この「子供の頃」の考えが、ぼくの人生の中で一番大事だと思ったよ。


きみの「子供の頃」はどうだったかな?
人生の意味を考えたことがあったかい?

_2023.6.23「子供の頃」

6/23/2023, 10:35:39 AM