今日も淡い潮風が吹いている
それを感じて
アナタはもういないのに
世界はちゃんと動いているんだなぁって思う
海面は穏やかだけど
自分の心は穏やかじゃない
だって、隣にいたはずのアナタがいないから
アナタの好きな青い青い海をみる
知らぬ間に涙が溢れ、嗚咽が漏れる
砂浜に膝をつきながら
“何で、アナタは自分を庇ったんだ”
そう、海へ向かって、祈るように懺悔するように呟く
答えはもちろんない、
だってアナタはもう消えてしまったから、
それでも、やっぱり、そう聞いてしまう
アナタの好きな海に向かって
海へ、自分はそう問いかける
海へ
8/23/2024, 10:12:05 AM