些細なことだけど、胸が張り裂けそうで、
誰かに話したい。
だけど誰かに話すのも怖くって、毎日が憂うつ。
親しい人にLINEで話すにしても、書けないことで、
毎日どんな風に言おうか迷って、
日にちがたっていく。
こんなふうになったのは、小学校低学年から、
変なあだ名を付けられたり、物を取られたり、
消しカスをかけられたり、
嘘を否定してもその嘘をしつこく言ってきたり、
ほんとに小さな嫌なことから大きなことまで、
してきたのはあいつだった。
でも、私からしたら嫌なことでも、周りから見たらしょうもなくて、「こんなことでかよ、、」
なんて、呆れられるかもしれない。
そう思うと親や先生に言ってみても、
途中で怖くなって、手足が震えたり息が詰まる。
こんな自分が嫌い。そして段々と不安が重なって、過去にした事を不安に思い、もっと怖くなる。
そして、『いっそ死にたい。』
そうは思うけど、実際怖くてできない。
こんな不安から少しでも手を差し伸べて
救ってくれたのは、親しい友達との電話。
文字では上手く伝えられないことを、
声で表して話す。それだけで楽になった。
しかも直接会って真剣に話すんじゃなくって、
離れた距離で話す。
それも安心に繋がったのかもしれない。
だから最近、夜電話したり朝電話したりして、
少し安心してから学校へ行く。
どこにも書けないことを電話で声で伝える。
それが一番の小さな救いだ。
#『どこにも書けないこと』
No.37
2/7/2024, 11:33:48 AM