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私はなつき。運命の相手を探している。高校生で、みんなカップルが出来てる。でもこの私は、吹奏楽部で運動音痴なのだ。元彼は0。告られたこともない。そんな私に運命の相手が現れるとは思ってもいなかった。
文化祭が始まる。私は好きでもないが嫌いでもない。なぜなら、まわる人がいないからだ。準備は気合を入れる。クラスの足でまといにならないようにだ。クラスの足でまといになると、一軍女子が黙ってないからな。すると、
「なつきは誰と回るの?」
私の親友のかなが話しかけてきた。かなは私とは違って、陽気な女の子だ。
「まだ決まってない」
私はボソッと答えた。するとかなが一緒に回ってくれるようだ。
文化祭当日。私は当番じゃないので、かなの所にに行った。どうやらかなは当番らしい。仕方なく1人で回ることにした。暇なので体育館に行ってみることにした。すると、
「皆さん!盛り上がってますか!昼間のイベントは?」
と司会がみんなに尋ねる。するとみんなは
「なになにー!?」
とノリノリで言う。
「2人1組で踊ろう!です!!ルールを説明します。男女別れて並んで貰います。そしたら先頭の男子から踊りたい女子を誘って、OKが出たら一緒に踊ることが出来ます!」
と、司会が続ける。私は何故か参加したい気持ちでたまらなかった。何故だろう。司会の説明が終わりみんながぞろぞろと並び始める。こっそり私もついて行った。先頭の男子が一軍女子を誘う。彼は結構人気なようで、みんな興奮している。女子はOKを出した。それから続々と、カップルで踊ったり片思い中の相手を誘ったりで恋愛がたくさん生まれていた。そして、学校1のモテ男れんの番になった。そう、私も片思い中だ。するとれんが近ずいてくる。私の隣には学年1の美女が待っている。みんなもこの2人に付き合って欲しいと思っている。れんが言葉を発した。
「一緒に踊ってください」
「ふふっ。いいよ!」
隣の美女が口を開く。れんが戸惑った顔をする。
「僕が踊りたいのは、なつきちゃんだ。」
「えええええー!」
ど、どういうこと?ゆ、夢だよね。ほっぺをつねってみた。
「いたっ!」
どうやら夢じゃないみたいだ。
「こんな私でいいなら」
私は言う。彼は微笑む。
それから私たちは今では夫婦となって暮らしている。

10/5/2024, 2:46:08 AM