互いに
痛い程分かっていた
けど
傷つきたくなくて
確かめられなくて
臆病な二人は
すれ違ったまま
口にはしなかった
どの道
同じゴールへ向かうだけ
トリガーは君の
何気無い言葉
瞬間
去る事を決めた
別れの言葉は置かずに
呼ぶ声全てに耳を塞いだ
探し続けて欲しいと
願いながら
進路も退路も断った
きっと君は
賭けに出たんだと
分かってた
けど
もう
突き進むほど
若くはないから
定まらない
さよならの形は
沈み行く船のよう
想い載せたまま
姿歪めて
記憶の底で
永遠に漂う
「すれ違い」
10/21/2023, 2:48:17 PM