記論落-桜桃〆

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書く習慣/17日目。

「 雫 」…しずく……

一滴の雫が滴り落ちる、
それは涙なのか…雨水なのか…
ポタリ…ポタリ…と落ちていく。

背中の傷は癒せない…
飛べない翼は何のために…
雨が降る月明かりは悲しさを表す。

 飛んで、進んで…望んだ翼で、

そう叫ばれ草木を駆け抜けて
転げ落ちたとしても進んだ。
未来へと進む為に…

最後の雫が上手く流せない

 助けて…、と鳴き叫ぶ。

その傷は癒せない、
何も言わずに終わって行く…
そのまま眠りにつく。

 起きて、起きて…

絆能「起きたね、シアン…何か怖い夢でも見てた様だから…心配で」
少年 (絆能[ツナグ]) の背中の中で眠っていた。

シアン「ありがとうナァ…」
…背中に片方の翼が生え、シアン色の目をしたウルタールの紫色の猫は、
涙の雫を一滴落とす。

たった一滴の雫は、全て意味し語る。

雨上がりの日は草木に水滴だらけ…

彼の笑顔は日の出の様に優しく照らす。

「一滴の雫は光り輝く。その涙は…
嬉しみ、悲しみ、痛み、を語る」

心の″ スキマ ″に入り込む。

 一滴の雫が水面の波紋を周りに送る

紫色の猫と孤児の少年。
(作品 R.s.༗より)


では、また明日…
その雫に意味がある事に

4/21/2023, 1:01:20 PM