※会話多めかもです。
「はぁ…」 女子生徒Sは大きくため息をついた。
「…どうしたの?」女子生徒Aが聞く。「話、聞いてくれるんですか!?クールなあなたが私に話しかけるなんて…!!」
Aはイラッとしたが、少し嬉しくもあった。なんせSと話したことはほぼなかったからだ。Sと話すチャンスがちょうどほしいと思っていた。
「別に、暇だったから話しかけただけ」「…酷くないですか、」
「で?ため息ついてた理由は?」「あー、とりとめもない話なんですけど、大丈夫ですか?」「…うん、別に。聞く必要ないと思うけど?」 Sは神妙な面持ちで話し始めた。
「…実は、私、今週末に料理屋めぐりをするんです。それで、中華屋さんめぐりか、スイーツ屋めぐりか…迷ってるんです」 「は…?」 なんという馬鹿な理由なんだろう?こいつは食い意地がすごく、その上テストの成績が悪すぎることで有名だったが、料理のことになるともっと馬鹿になるのか??
まぁ、よくよく思い出せば、とりとめもない話がどーたらこーたらって言っていたような気がする。
「ぷっ…はははははっ!」Aはこいつの馬鹿さに呆れて、思わず笑ってしまった。「え、ちょっ、なんで笑うんですか!!Aなら真剣に向き合ってくれると思ったのに…」「こんな話に真剣に向き合うやつなんて、いるわけないでしょ?」
「まぁ、そうですよね、笑」「あんたって意外といい人かもね」「悪い人だと思ってたんですか…?」「イメージはよくなかった」「…」
Aは、気づけばSの事をもっと知りたいと思うようになっていた。自分が他人に興味を示すことなんて、ほぼなかったのに。とりとめもない話、かぁ。これからもっと、くだらない会話をしていきたいな。
お題:とりとめもない話
あとがき
えへへへ見つけてしまった やっと見つけれたぁー!!
リア友、文の書き方がマジの小説家でしぬ!!!
⤴︎ネットだとこのようにハイテンションなので、気にしないでくれ
12/17/2024, 11:45:08 AM