ka_y

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朧げな視界を気にもせず
まるで水中のような駅までの路
まだ夢の中の街を尻目に
始発電車を一人待つ
始まりを待つことなんて
とうの昔にわすれた
過去形で話すことばかりが増えて
繰り返しの日々のなか
思い出すのは
始まりばかりだったあの頃
もう明けることのない夜のなか
始発電車を一人待つ

10/31/2022, 7:07:34 AM