ぺんぎん

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無題

月の匂いが漂う紺色の部屋を抜け出して
かこんかこんと足を鳴らしてうす暗い階段を一段飛ばし
すぐに消えてしまいそうなほどの君と耽美な色をしたビル街に恋焦がれている
こんな日は
綿あめ色にまじわっていく空の行方を知らないままでいいと思った



7/20/2022, 11:09:07 AM