幼いときに考えた理想郷は実現しようのない恐ろしいものだと今はわかる。 性格、容姿が選定された市民と、治安、見た目が安定した施設の街並み。 市民全てに、欠陥が無ければ貶しあいがない平和があるものだと思っていた。 そんなわけない。人はどうしても比べ合い、選りすぐれば選りすぐるほど、常軌を逸したところまで基準を引き上げて突き求める。おおらかでなくなる。 この欠陥だらけの私と世の中で、私には恥じないように生きていくしかない。【理想郷】
10/31/2024, 2:45:00 PM