夜の道を帰っていると突然星が降ってきた
「?」と思うだろうが文字通りだった
「いったぁ…!」と言ったも束の間、声が聞こえる
「ごめんね」
と降ってきた星が答えた
会話できるのかよ!と思いつつも星が語り始めた
なんと星の間でも喧嘩があるらしい
そしてその喧嘩を仲裁しようとすると当事者二人からボコ
ボコに巻き込まれてこっちまで墜ちてきたらしい
なんか…可哀想だな、と思ったが星は元気に答える
「僕の居場所じゃなかったみたい」
自分と似たようなヤツだ
あぶれものというか周りに合わないというか
ウマが合うやつだったからすぐに打ち解けた
それから少し、流石に戻ろうとコイツは言った
ちょっぴり寂しかったがまあコイツも仕事みたいなもんだ
これやるよ、と自分の欠片で指輪を作ってくれ、そして
「ずっと見守ってるからな!」と星空へ戻っていった
それから数年、いまだそのブレスレットを気に入って身につけているが嬉しい変化があった
会社で友だちができた、それもウマが合うヤツ
そいつは自分と良く似たペンダントを付けていた
3/15/2024, 11:05:32 AM