ぺんぎん

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幼い、というひと時はまぼろしのようにきれいで、また残酷だった、生まれついたその時から掛けられた輪のような呪いのようなそれに、首をきゅうと絞められたときはじめて、大きくなってしまった自分の愚かさを悟るしかないだなんて、
幼さは宝箱をひっくり返したような跡を残しながら光をあつめる、その美しさに見とれることもできず、歳を重ねることしかできないその事実が、完膚なきまでにわたしを壊した

3/23/2023, 8:31:26 AM