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 冬の休日。
 遅めに起きてカーテンを開けると、晴れた日は差し込んでくる陽の光。
 その暖かさに、穏やかな冬晴れの一日に、ずっとこのままでいて欲しい、と思う。
 なのに、日暮れなんて来なければいいのに、午後の3時辺りからもう日差しは黄昏の気配。そうして4時半をすぎる頃には、お日様は山の中に隠れてしまうのだ。
 永遠の時間というものは、人の記憶の中にしか存在しないものなのかもしれない。
 

1/12/2023, 11:44:01 AM