あの時、あんなことをしなければ…
わたしは小学生4年生のとき、少し軽い気持ちで、ものをとって逃げ回っていた。
私は、相手も楽しいだろうと思っていた。
ある日、先生に呼ばれた。
なんの事だろうと思いながら先生の後について行った。
先生が放った言葉は、
「人のものをとって逃げたちゃダメだよ
とられた人は嫌な思いをしているんだよ」
だった。
わたしはその時気がついた。
わたしは最低なことをしていた。
人の気持ちも考えずに…
その瞬間、自分がみえなくなった。
自分が最低すぎて、、、
その次の日からわたしは変わった。
物静かな女の子に変わっていた。
自分でもびっくりした。
無意識になっていたのだから。
もう絶対しないと決めたから、もうあの時の自分に戻ることは無い。
嬉しい気持ちはもちろん、悲しい気持ちが少しあった。
「遠い日の記憶」
7/17/2024, 2:15:08 PM