-たった一つの希望-
古代ギリシアの神話では、パンドラがゼウスに持たされた箱にはありとあらゆる災厄が入っていたという。
「絶対に開けてはいけない」
そう言われると開けてしまうのは東西変わらず。
日本の昔話では、浦島太郎が乙姫に渡された箱を開けてしまいお爺さんとなる。
パンドラが開けてしまった箱には最後に「希望」が残っていた。
浦島太郎が開けた箱には老いだけが入っていた。
東の話は救いが無い、と思うだろう。
しかし、一説に竜宮城で遊び暮らした浦島太郎が戻った故郷は300年の時が過ぎていたらしい。
家族もいない、文化も違う。
そうなった絶望を救うのは何か。
そう、玉手箱に入っていたのも希望だったのだ。
3/2/2026, 6:20:52 PM