ギンジー

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ある夏、先輩の車で静岡の海に向かっていた。

何人かの車内で、音楽を聴きながら、仕事の話とか、テレビの話とか、他愛もない話しをして。特段恋に発展するような間柄でもなかったけど、すごく青春だったなぁ。

その日の宿に着いた頃には、お互いの声以外全く情報が無いほどの夜更け。
先に現地にいた友人も合流して、明かりもないなか、そんな時間になぜ海辺に行ったのかはもう覚えていないけど、みんなで空を見上げたら。

見たこともないくらいの星が、海のずーっと向こうまで広がっていて、思わず「わぁ〜」って声が出てしまうくらい、綺麗だった。

多分一生忘れない。

ふたご座流星群、とかではなかったと思う。
でも上を見ていれば何度も星が流れて、大きいのも小さいのも、ずっと見ていられた。

流れ星10個見るまで帰れま10!なんて深夜のテンションで始めちゃってさ。

10個見つけられたかは覚えてないけど、またあの景色は見たいと思う。

結局宿戻ってボードゲームして朝を迎えたのも青春だったな〜といった23:55


【星空の下で】

4/5/2024, 2:55:27 PM