目の前に映るのは、いつもの私。でも、毎日毎日見ていると、この向こうにはまた違う世界があると思ってくる。鏡の中に入って、鏡の中の私になって。鏡の中なら幸せになれるのじゃないかと錯覚してしまう。鏡の向こうの私と手を繋いで。ただの雑談をするの。鏡は怖い時もあるし、見てて、とても変化があるものだと思う。鏡が映し出す世界はとても小さく、少しものだけれど。それでも、私はその世界が十分すぎるくらいに感じる。どれだけ小さくても、どれだけ大きくても。その人がその価値を感じて、信じれば価値が生まれるのではないだろうか。私は鏡の向こう側の世界でもそう思ってくれる私がいることを願っている。
11/3/2022, 4:25:02 PM