私には友達がいない。
全ての友達と縁を切った。そんなのは簡単で話しかけられたら素っ気なくする。ラインは見ない。いつも一人でいる。
これで愛してくれる。
真央は愛してくれる。
ぜんぶ愛してくれる。
事の始まりは息をするよりも簡単だった。中学へと進学して見慣れない顔、見たことあるような顔、見慣れた顔、色々な顔が並ぶ中、学年一ちいさい私は相手の胸元しか見えない。
身長が高いやつがうざったい。嫌だ。嫌い。あちらこちらに浮かぶ嫌味は全て鉛色の空と空から降ってくる無機質な雨によって生成されていると思い1人席に着く。入学式が終わる。クラスへ移動し、担任の話が終わる。一日が終わる。始まる。終わる。始まる。何回繰り返した頃だろうか図書館である人物に出会う。胸元しか見えない私に顔を下ろして同じ視線に合わせる。 とても不快だ。ウザイ。身長が小さいからと馬鹿にされているよう。
それからは単純だ。自己紹介をし、話し、仲良くなり、普通の友人を言う関係性を築いた。
真央はリスカをしていた。病んでいた。家出をした。
先生に真央について聞かれたので答える。
家族で悩んでいるって聞きました。
インスタで病んでいるって話聞きました。
精神疾患持ちです。
、、、リスカしていますね。
誰にも言わないでと言われたことを言った。
信頼していたのにうらぎった。
より不安にさせた。
トラウマを植え付けた。
なんとも言えない感情が渦巻く。私のエゴで助かって欲しいという偽善で真央は絶望の高い高い 、深い深い、暗い暗い、怖い怖い淵に落とされた 。
私も償いうよ。
誰とも合わない。
誰もいない。
2人だけ。
相談する相手もういない。
だからまた一緒になろう。
たとえ間違いだったとしても。
愛してね。
4/22/2024, 3:55:19 PM