きっと明日も
きっと明日もお前の笑顔見に来るから
元気に待ってろよ
きっと明日も内緒でお菓子持ってくるからさ
2人で食べよう
そんなことを言った昨日の夜
お前は死んだ
体はもう既に冷たくなってきている
でもまだ生暖かい
生きているまだ生きている
そう自分に言い聞かせた
いつの間にかにか
あいつの葬儀も四十九日も終わっていた
ぼーっとしていると1日が終わっていく
涙はもう出ない
お前と最後に会った日から笑っていない
[きっと明日も]なんてお前がいないと考えられない
お前のいない明日なんかいらない
マンションの屋上ギリギリ
少し怖い
生きている証拠
上を見上げる
綺麗な星空
お前は星空が好きだった
少しひんやりした空気
病室を抜け出して遊んだ時の空気に似ている
明日はどんな自分だろうか
お前と笑えているだろうか
怖い
けれど
少し
[楽しみ]だ
午前零時
ひとつ深呼吸をして
風に乗った
9/30/2023, 11:57:15 AM