おまえの死体

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ライトに当てるとキラキラ光るシャンパンを、大して美味しくもないお酒を、手っ取り早く酔うために飲むような度数の強いお酒を、美味しそうに飲む
そんな仕事をしている

昔はシャンパンって美味しいんだろうな、とか。
お酒ってどんな味なんだろう!とか。

ブランド物を見て2桁台の金額を目の前にしてびっくりしたり、きっとあの頃の方がキラメキはあったんだろうな。

キラキラ光る店内でシャンパングラスを片手にゆったり飲んで美味しいありがとうと言葉にする
グラス越しの私はきっとものすごく可愛くて、きっとだから数十万もするお酒を提供してくれてるのだろう。飲み物に価値があるのではなく、私に価値を感じて。


生きる上でどんどん新しい発見とか楽しいこととか新しいキラメキがなくなっていってしまうのは少し悲しい。でも、それでもきっとあの頃と変わらない気持ちがあるって心の中のキラメキはきっと少し薄汚れてるけどまだきっと生きてるってそう信じ抜いて生きないと、やっていけないな。

今日は撮影です。キラキラの衣装を纏ってキラキラのスタジオで可愛く源氏名ちゃんになってきます

生きてたらまた。ね。きっとね。

9/5/2024, 4:14:20 AM