ユメピリカ

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「まったく馬鹿な子ほどカワイイというが……」
「先生、ぼくのこと可愛くないって事ですか!?」
「……これだもんなあ……」

 これが父と恩師の会話だ。実話である。父は恩師の命日に強い酒をのみながら、目を細めて語っていた。私にはそんな恩師が存在しないので、とても羨ましいと思ったのを覚えている。

              【遠い日の思い出】

7/17/2024, 12:16:55 PM