星空の下、生ぬるさとほのかな冷たさを感じる春の夜風に頬を撫でられながらぼんやりと思う。―――――――――あぁ、もどかしい。あと何歩の距離だろうか?姿は見えてる。声も聴こえている。ただ、埋まらない。すり抜けていくようなこのもどかしさ。でもふとした時に覗き見るそのすり抜けていくもの達を見送りながらあぁ、この距離がきっと、僕には丁度よくてこの距離がきっと、必要なんだと。貴方の背中を見ながらぼんやりと想う。
4/6/2024, 11:25:26 AM