あなたは確かにそう言ったのだ。灰色の空の下、雑踏の隙間をすり抜け、ようやく静かになったその場所で。それは約束だと、愚かにも信じてやまなかった。盲信していうちに、あなたはこの世に愛想を尽かしてしまった。今もまだ、心臓の穴は埋まらない。だからこそ、まだ約束を信じている。それがたとえ来世などではなくとも、おなじ地獄の釜の中だとしても。/また会いましょう
11/13/2024, 1:18:47 PM