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 透明感のある声で、夜の静寂に鳴く蜩カナカナと何処か自信がないんだよネ〜。
私もだの〜^_^♫と、言ってあげたい。
想先生と、あの日から、廊下で合っても避けられたり、よくて会釈をされるぐらいなの。
想先生の中て、私のことはながったことなんだ……。
想先生と、すれ違う度に脚が竦む。私が、『あっ』と、挨拶をしようと想っても、
想先生は、視線すら合わせてくれない。
 水の中にいているみたいに苦しくなった。
夏音ちゃんもひなたちゃんも木田君も高橋君も、心配してくれた。
無理して、わざと明るくしていたけれど、限界かも。
想先生は、お仕事が大事なんだ。キレイな苺さんの彼女もいてはるし、
忘れなきゃ、しつこい〜ぞ。と、笑われちゃうネ。
ドラマだったは、素敵なイケメンが私のことを想っていてくれたりするんだろうな〜www
高橋君と木田君が、想先生は、『タニユウリのW,X,Y,が好きなんだって〜。』と、教えてくれた。
『……、私は、シンデレラボーイの方が好きだな〜、あんずは!!』と、私は、ムキになった。
『あっぞ』と、高橋君は言った。
『あんずちゃん、現実をみろよ、いいかげん』と、と、怒った。
木田太一君が、突然歌いはじめた。
『ディストピア、ソング、オブ、デット。ーーiwana!!ダシングダンシング。ロンリーグロンリーグ、オンリーワンマイライフやがて人生だって終わってしまうぜ虚しさだけじゃ足りないだろう〜♫ーー永遠だなんてありがちな幻想よりまいまを踊ろう。エブリイナイトエブリイタイム遊び疲れるまで生きてみようぜ』と、
ゾン100の歌だぁ〜と、夏音ちゃんとが嬉しそうな声で言った。
『遊び疲れるまで生きてみようぜ〜!!』と、木田太一君は、シャウトした。
木田太一君の夏色の日焼けした肌が眩しかった。
高橋悟君も予備校に通って、夏の補習を頑張っていた。
夏音ちゃんは、ほしいものがあるからと、あれからバイトを頑張っていた。
ひなたちゃんは、家族で旅行していた。カワイイご当地の振り付けをお土産にもらった。💛
『もうすぐ、文化祭もあるから、忙しいくなるから〜、あんずちゃんしっかりとしなきゃな〜♫』と、
高橋悟君は、私の方を見た。
『あんずも楽しいこと、いっぱいしようョ〜』と、控えめなひなたちゃんとが私に言った。
季節って、不思議、カレンダーもないのにちゃんと蝉の種類も違うし、咲く花だって違うし太陽だって、あんだけ厳しい貌をしていたのに、今はちょっとだけ優しい貌しているね。
昼も短くなったし、10月になったら、金木犀の香りが鼻腔を擽るんだ。
木田太一君が、『エブリイナイト、エブリイタイムリ、遊び疲れるまで生きてみようぜ〜♫!!』と、まだ歌っていた。
無理して、元気になる必要はないけれども、今を楽しまなくちゃ♫♫♫
ーー何処までも秋の空は、高くて優しいんだから^_^♫私も何か新しいことを見つけられたらいいな〜💛『こんな私とみんな仲良くしてくれてありがとう〜💙』と、
声に出したら、高橋悟君が『アオハルかョ〜』と、クスリと笑った。木田君と夏音ちゃんは、まだ歌っている。
キンコンカンコ〜ンとチャイムがなった。ーー頑張らなくちゃ、私らしく。終わり

9/12/2023, 11:17:01 AM