過ぎた日を想う
小学四年生の頃に転校していった親友、Rちゃんへ
元気ですか。もう秋ですね。
この季節になると、Rちゃんと一緒に、毎日図書室に入り浸っていたことを思い出すよ。二人とも本が好きで、しょっちゅう本の話をしたり、一緒に創作をしたりして遊んでたね。
因みに、あの小説は今も続いているよ。私が独りで書いているよ。だいぶ、登場人物や世界観は変わったけどね。
Rちゃんに、挿絵書いてほしかったな。
ううん…我儘ばっかりでごめんね。
中学受験をすると言っていたね。もし第一志望の中学校に合格していたら、すごく嬉しいよ。Rちゃんは頑張り屋さんだから、どんな場所に行っても、たくさんの人に囲まれていると思うよ。
私は中高一貫校に入って、テストに追われ、部活で疲れ、人間関係に翻弄される日々。一気に忙しくなったね。でも、お互い頑張ろうね。
最後に、あの頃は幼くて、私はRちゃんと喧嘩ばかりしてた。ごめんね。私と一緒にいるのが嫌になったときもあったよね。でも、そばにいてくれてありがとう。
いつかどこかで会えるといいね。
じゃあね。
10/6/2022, 12:07:38 PM