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小学校に入学した時、大きなジャングルジムを見上げた。

空に届きそうなくらい大きくて、登ったらどこまで行けるのだろうとわくわくしていた。

でも1年生は登っちゃいけなくて、登れるようになったのは小学校3年生の頃だった。

ずっとずっと思いを馳せていたジャングルジム

一段一段にしっかりと足をかけて、その山に登った。

ふと次の棒がないことに気づいて慌てた。

しっかりと両脇の棒を掴んで、方向転換して棒に腰掛けてみた。


大きな白雲、澄んだ青空、眩しい新緑


視界いっぱいに広がる自然に目を奪われた。


ねぇ、5歳の私
あの頃憧れたジャングルジムは、こんなにも壮大な景色を教えてくれるんだよ

暖かな風が、私の成長を祝福してくれた気がした。


9/23/2024, 4:55:10 PM