定規

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二人ぼっち

朝起きる。
その部屋はとても簡素。
リノリウムの白い床に、小さなベッドに、それから日記帳。
日記帳には、僕の生まれてからの日々が書き記されている。
「ねぇ、知ってる?」
__なんだい?
「今日は僕の誕生日なんだ」
__あぁ、知ってるとも。今日は僕の誕生日さ。
「ハッピーバースデー、「僕」」
__ハッピーバースデー、僕。




「私は「僕」。」
__僕は「私」。


いつか出られるその日まで、二人(?)ぼっち。

3/21/2023, 11:46:10 AM