夏の暑さから逃れるように飛び乗った電車の
車窓から見える大きな入道雲
手すりの側の席に腰掛けた私の
半袖から覗く腕を撫でるような冷房は冷えすぎる
背中にあたる陽の光は私を応援してくれてるみたい
あの雲の中に入れたら
言葉にできない思いを叫ぶ
降らせたいのは優しい雨
ゆっくり染み込んで
花を咲かせる優しい言葉
募った想いを抱えきれず
轟く雷と激しい雨
あの中に入って想いを叫んで
雲が届けてくれないかなんて
考えてしまう
むかつくくらいに晴れ渡った空
雨なんて降りそうもない
美しい夏の日
6/29/2024, 6:54:28 PM