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自分の範疇でどうすることもできないことを、どうにかしようと悪戦苦闘する毎日だった。自分さえ頑張れば解決すると
思っていた。

ある日ふと。

「知らんがな。」と呟いてみた。

背中に背負ってた全ての思い荷物が、いっぺんに地面に落ちたような感覚だった。

そして私は自由になった。

私はどこへでもいける。
なんにでもなれる。
どんな風に吹かれても。

私がここに在る限り。


「風に身を任せ」

吹子

5/14/2024, 1:10:29 PM