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                                  「夜明け前」

                                 ある夜の出来事

                            私は、秋の夜長にのんびりと過ごしていた。

                         そんなとき、奥の部屋で物音がした。私は奥の部屋に行った。

                           「誰だ、何をしているんだ。そこで。出てこい。」

                             すると、奥からなんと、猫美がいた。

                      私  「おまえは、何をしているんだ?猫美。今はレッスン中だろ?」

                     猫美   「アタイは、あの月を観てるにゃあ~。」

                      私   「そうなんや?確か今日は中秋の名月だったな」

                     猫美   「今日は中秋の名月なんだにゃ」

                      私   「おまえは、夜明け前に猫に戻るだな。このままがいいのだがね。」

                     猫美    「うん」

                      寂しそうに私を観ていた。でも、私が魔法陣で少し長引かせることが出来る。

                        猫美は、夜だけでいいらし、こう言っていた。

                     猫美    「人間は、疲れるから猫美は猫が一番。だから、これがいい。」

                      私    「そうか、猫がいいか。・・・・」

                     そんな会話していると、夜明け前になってきた。そろそろ、私も、猫に戻るとするか。


                                                 この話はフィクションです。

9/13/2024, 1:32:53 PM