巡り会えたら目がガチッとハマって離れない。君はなぜか私の名前を知っている。俯きげに足早に去ろうとする。私は当てずっぽうに初恋の人の名前を出した。不器用な君。ほんの数分、世間話なんかして。外に目をやると、空気みたいに溶けてなくなる君と私。またねの代わりにさよならを後にして。ずっと別れがこないように。
10/4/2023, 12:30:41 AM