あの落下していく、なんとも言えない気持ちよさは
今でも覚えている
小学4年生の時、
高さ5メートル程の遊具から落ちた
あの浮遊感
風圧の重み
あぁ空を飛んでいるんだな
という錯覚が起きた
それからの地面に叩き落される、
いきなりの衝撃波
おかげで、唇の下を
8針縫った
まわりの大人達の慌てようで
冷静を保つ私は
いっさい泣かなかったが
血は溢れるように流れ落ちていた
ちなみに、その遊具は姉も落ちていた
私も落ちて、使用禁止になった
今は取り壊されて、
可愛い遊具が置いてある
この怪我で得た空中をまさしく落下していく快感は
その時以来体験したことがない
6/18/2024, 3:03:29 PM