「何もない僕」
光と闇の狭間で
何かを追いかける
何かを伝えようと
何かを渡そうと
馬鹿みたいに必死になって、何かを追う
でも、その何かは止まってくれることはなくって
光の方は明るくていいなぁ
きっと、恵まれた人たちが大勢いるんだろう
今までも、これからも
幸せに人生を歩んでいくんだから
闇の方は暗くて怖いや
でも、何かを持ってる人たちだ
病気かもしれない
誰かにいじめられているのかもしれない
でも、何かがあってそういう環境に育ったんだ
元々は光のほうにいた人も引きずり込まれて
なのに僕は、引きずり込まれない
全く、光も差し込まない
天涯孤独の身っていうのは、もしかしたら普通でいる事なのかもな
なんで、何もない僕に生まれてきたんだろうか
助けを差し伸べる光の手
こっちへこいと誘う闇の手
どちらかが仲間だと思えるはずなのに
どちらの手も他人の手だった
12/2/2023, 11:55:08 AM