少女は目をきらきらさせて覗き込む。そこには割れた貝殻と少し汚れた海少女にとってはその貝殻が綺麗かとか海が透き通っているかとかは関係ないのだ。ただそこに非日常があるということが大切であり、そこに価値を感じているのである。一方私はどうだろう。美しさを求め、完璧を求め、少女のようにはなれないのだ。私はどうやったら美しくも完璧でもない海を愛せるものかそれはきっと夢を忘れないことなのだろうそう。夢見る少女のように。
6/7/2025, 1:44:26 PM