塵芥 椎歌

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冬の晴れ間の寂しさといったら
銀髪のご老人に良く似ている

夏の晴れ間の清々しさに
焦がれて
アスファルトの上でご執心

地上の赤
天空の青

その尊さが
私の五感を攫っていく

それだけでは飽き足らず
光も希望も不安も
果てにゃ、絶望や未来までも
体温と共に
灰色の切れ間に吸い込まれていく


きっと、だから、こんな事考えるんだ





題 【冬晴れ】
著 塵芥 椎名












1/5/2024, 7:02:17 PM