「エリート小学校」
この国で一番優秀な頭脳が集まる小学校がありました。
この小学校は全国模試で上位の成績の小学生しか入れず、
国中の小学校の決まりや流行を決める事が出来ました。
そんな優秀な小学生達でしたが、
ここ最近、奇妙な出来事が起こる様になりました。
とある児童は、周りは静かなのに
親や先生の怒鳴り声が聞こえると言っていました。
医者を目指している児童は
「病気じゃない?統合失調症って言う…」
と、当事者の児童に言いました。
当事者の児童は
「病気じゃないよ!
本当に人間の声で怒鳴って来るんだ!」
と、言いましたが、医者を目指している児童は
「統合失調症患者は
そう言う事を初期症状の時に言うんだ。
きっと、勉強のストレスで発症したんだ。
この子を病院に連れてって」
医者を目指している児童は、
当事者の児童を病院送りにしました。
「あと、空笑の子も統合失調症だよ?
統合失調症は初期の内に
いかに処置出来るかが大事なんだ。
そう言う子達を病院送りにして行こう」
医者を目指している児童は、
幻覚や幻聴、空笑などの症状がある児童を
次々と病院送りにして行きました。
警察官を目指している児童は、
この状況に疑問を持ちました。
「統合失調症は普通、発病率は1%だ。
この学校の四分の一が発症してるなんて
おかしくないか?」
警察官を目指している児童は、
自分と同じ志の児童達を呼んで調べる事にしました。
警察官を目指している児童達は、
即座に医者を目指している児童達が怪しいと気づき、
医学研究クラブを調べる事にしました。
「僕達、医学研究クラブが怪しいんですか?」
「病気が大量発生したら、
研究所が怪しいって言うからな」
警察官を目指している児童達は、
部室内を捜査し始めました。
「ん?何だ、この機械…」
警察官を目指している児童の一人が
見慣れない機械に触ろうとすると、
医者を目指している児童の一人が、
背後から謎の電波銃を
警察官を目指している児童達に浴びせました。
「な、何だ?」
「激しい頭痛と怒鳴り声が…!!」
警察官を目指している児童達は、
頭痛と自分にしか聞こえない幻覚幻聴に苦しみました。
「僕達の秘密を知ったね。この学校から消えてもらうよ」
「この学校の事なら大丈夫。
次点の成績の子が繰り上げで、この学校に来るから」
警察官を目指している児童達は、
病院送りにされてしまいました。
「委員会には逆らえないからな。
委員会が目障りだと思った児童を
皆、消さなきゃいけないし。
よっぽど、自分の委員会の椅子が大事なのかな?」
「この機械、手に入れるの大変だったからね…
お父さんにだいぶ無理言ったよ。
頭の中に映像や音声を流して精神を操作する機械なんて
日本には無かったし…」
「委員長、本当に僕達の成績上げてくれるかな?」
11/10/2021, 4:22:10 AM