ただその瞳で
見つめてほしいと願うけど、
目を合わせることが怖くて、
少し恥ずかしくて、
もしも
その瞳が私のせいで
透明さを失ってしまったら、
もしも
その瞳が潤んでいることに
気がついてしまったなら、
もしも
その瞳に私が映らなくなる日が
来てしまったなら、
そう思うと
あなたの壊れやすい水晶を
私の刃で傷つけたくなくて
怖くて
見つめられなくなる。
だから
その瞳を想像するだけで
目に浮かぶような澄んだ青空の下
あなたと話ができればそれでいい。
7/30/2021, 10:01:27 PM