絆創膏

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◇鏡の中の自分◇

私は私が大嫌いだ。私だけじゃない学校のみんなも先生も親だって私のことが嫌いだ。だからいつも泣いている。そんな私にも、たった一人の友達がいる。その子は一人の時は泣いていて、何かを呟いてる。しかも、鏡の中に居るのだ。だけど、なんで泣いているが分からない。それどころか名前も年齢もなぜ鏡の中にいるのかも、すべて教えてくれないのだ。
「ねぇなんで君は鏡の中にいるの?」
「なんでだろうね。分からない。」
前は分かるっていってたじゃん,,,なんで教えてくれないの?
「ねぇ貴方も鏡の中に入る?」
「えっ!鏡に入れるの?」
「入れるよ。だからこっちに来て。」
「,,,うん。」
鏡の中は真っ暗な世界にいろんな鏡が浮いていた。その鏡の中には、私の学校の様子や家での様子、私の泣いている姿があった。その姿はあの子の泣いている姿に似ていて,,,
「はっ!」
私は、はっとなった。
「あの子も私も一緒だったんだ。」
そう呟いた瞬間私は目が覚めた。乾いた喉を潤し、制服に着替え、朝ごはんを食べる。そしてドアを開ける。この日から私は楽しく生きられる。それと私は私が大好きだ。

11/4/2023, 10:00:41 AM